銀河団、暗黒物質、重力レンズ
重力波、宇宙論、重力の検証
中性子星、ブラックホール、突発天体現象
宇宙物理学(天文学や重力波天文学を含む)は国際化が最も進んだ先進的な研究分野の一つです。
理論と観測の繋がりが深く、理論屋が観測をしたり、観測屋が理論を作ったり、理論と観測の垣根はほぼ存在しません。
様々な能力を磨き理論も観測もできる人が活躍している業界です。宇宙の様々な物理現象を理解するのに理論も重要ですし、
観測装置の特性なども理解しないと研究することができません。 観測はビッグデータ化が進み、プログラムを書く能力は必須です。
本研究室では、宇宙物理に関する理論的・観測的研究を行なっています。主な研究トピックは、観測的宇宙論、暗黒物質、バリオン物理、銀河団、ブラックホール、中性子星、パルサー磁気圏、粒子加速、重力波観測による宇宙論、極限環境での重力理論および未知の基本粒子の探索、など多岐に渡ります。
宇宙物理学研究室では、4年生の卒業研究課題として、前期は宇宙物理学に関する教科書や論文を読むゼミを週1〜2回行います。教科書は相対論的宇宙論、電磁流体、重力波に関するものが多いです。また後期は各自個別のテーマが与えられ、より専門的なゼミや論文を通じ、宇宙物理学の理論研究に触れていただきます。通年では研究室全体のセミナーが週1回ほど行われます。
大学院修士課程の1年生前期では、大学院の講義に加えて、宇宙物理学に関する教科書の輪講を行うゼミを週に1〜2回行います。後期から、各学生の希望により、さらに専門的な分野の勉強や研究に進みます。そして修士課程2年間で修士論文を書きます。大学院での勉強や研究は主体性と持続性が特に求められます。なお、大学院生として宇宙物理学研究室で研究するために、4年生で宇宙物理学研究室に所属している必要はありません。もちろん学外から大学院に入学する学生のみなさんも歓迎です。
博士課程に進学した場合は、研究活動を続けますが、単に教員の指示通りのことをするだけでなく、自主的に研究テーマを見つけ、それに取り組み、3年間の間に博士論文を書き上げることが求められます。 また、今後のキャリアのためにも宇宙物理学や天文学の様々な知識や研究トピックの習得が必要とされます。毎日,最新の論文のチェックをするのも日課の一つになります。 貪欲に挑戦する研究姿勢、精神力を武器に3年間の充実した研究生活を送ってください。 博士号の取得は研究者としてのキャリアのスタート地点に立った証になります。本研究室で得た知識を武器に次の研究ステップへ進んでいきましょう。
JR広島駅から山陽本線に乗り換え西条駅で下車(約40分)。
西条駅からバスで広大中央口下車(約20分)。
JR東広島駅下車後、バス(本数が少ない)またはタクシー。
広島空港から西条エアポートリムジンに乗りJR西条駅下車(約25分;時刻表)。
西条駅からバスで広大中央口下車(約20分)。
広島空港からJR白市駅行きバスに乗りJR白市駅下車(約15分時刻表)。
JR白市駅から山陽本線に乗り西条駅で下車。
西条駅からバスで広大中央口下車(約20分)。
現在理学部改修工事のため、経済学部建物内4階に仮移転中。経済学部建物はバス停を降りた目の前の建物。